前に買ったYAMAHAのYDA138デジタルアンプが不調なので安価で気になってたPAM8610 デジタルアンプボード 2x10Wを購入してみた。到着まで10日ほどと早く届き、梱包もプチプチに包まれ破損防止してたので良かった。
裏面にはXH-M181の文字。かなりコンパクトなアンプ基盤だけど、これで10W×2のアンプ。必要最小限のチップコンデンサや抵抗が付いてる感じ。仕様など確認するとLPFを省略してるからというのもあるかな。
PAM8403のデジタルアンプは中高音がすっきりしてて良い音で小型スピーカーには良い感じだったけど、ちょいと大きめのスピーカーになるとパワーが足りなく、こっちにも興味あったのだがボリュームや端子付きのレビュー見るとあまり評判良くない感じで手を出してませんでした。で、こちらのアンプICはポップ音がほぼない感じだったのと色々端子付いてのより、手持ちので作れば良いしと思ったのも。
ひとまず仮配線だけどやってみた。
YAMAHAの基盤と比べほとんどスペースが余るほど。たまたま仮止めできる位置に配置してるけど、後々LPFを自作して配置とか決める予定。
■音質
これがちょいと安価な手持ちのボリューム使ったのもあるけど、小音量では片方しか音が出ない。ちょっと大きめの音量にしてやっと左右の音量が合う感じなので短時間しか試してないけど、PAM8403よりはパワーがある分、重心が低い感じの音。電源用のコンデンサも1000uF×2にしてるのもあるからか安定したかな。ただ、ちょっと音が硬い感じというかトゲがある感じの音質。DC電源は12V1.5Aのを使用。
その後アルプスのボリュームがあったのでそれに換えて使うも、やはり元々の増幅度が高いのかボリューム絞ってもそこそこの音量出てしまう。音質はまだエージングが短いのであれだけど、やはりちょっとジャリとした感じ。
再送されたのをチェックしたら音質は普通っぽい感じに。後々壊れたのを考えると、最初のはどこか悪かった部分があって音質悪かったのかも。
■総合的に
色々自分で追加していくなら、この価格(購入時173円)だし悪くないかなと思ったけど・・。ただ、逆にそのまま使うにはちょっと音質がいまいちかもという気も。でもギター用アンプには逆にそのままでも良いかも。ちょっとカラッとした音だし。
ひとまずICチップ用のヒートシンクとか頼んでるので、それを付けたりボリュームを換えたり増幅度をちょい下げるとか色々調べてから手を付けようと思う。
ひとつ改善してほしいのが、このICには電子ボリュームがあるようだけど、それが生かされてないのが残念かな。ミュート用の端子はあるけど、あまり使わないと思うので、そこにボリューム用のがあればなと。あと増幅度が高い感じするので、もうちょい低めで良いかなと。
■ダイオード?から煙出て死亡■
その後、エージングもかねて映画など見てたら音が出なくなると思ったら煙吹いてスイッチ切る。よく見るとダイオードが膨らんで変形した感じになってるのでこれかなと。電源は12Vだし過電圧でもないし。
どうもPAM8403でも1個は煙吹いて駄目になったしハズレ多いな。。
■再送されチェック
返送はすぐされて対応は良かったけど、ちょうど時間できたのでチェックしてみた。今度はDC10Vのアダプターを使って確認。一瞬音が出たと思うと切れるという症状が・・。そこで先日買ったヒートシンクを付けてやってみると、何度かしてたら安定して動作するように。TVなど音声再生を数時間してみたが何事もなく今度のは大丈夫そう。
ただ、音量はやはり大きめなので深夜や小音量でというのが難しい。左右の音量差がどうしても出てしまう。あとヒートシンクを触るとノイズが出たりも。安いけど使い辛いかなという印象は変わらずかな。